新年会の挨拶 例文12本|開会・乾杯・締めと日付別の一言
結論:新年会の挨拶は「開く日付」で冒頭の一言を変える
新年会の挨拶の組み立ては、忘年会とほとんど同じです。違うのは、冒頭の「あけましておめでとうございます」が使える日に限りがあることです。
新年会の定番は1月の第2〜3週です。関東の目安では、ちょうど松の内が明けたあとにあたります。先に日付を確かめてから、文面を選びます。
- 開く日付を確かめる — 松の内の目安は関東が1月7日まで、関西が1月15日までです
- 冒頭の一言を日付に合わせる — 松の内の後は「遅ればせながら」を添えるか、「本年もよろしくお願いいたします」を軸にします
- 開会・年頭の挨拶・乾杯・締めを別の人に頼む — 1人に2回頼まないと、全体が短く収まります
- 持ち時間を数字で伝える — 年頭の挨拶は2分以内、乾杯は30秒が目安です
- 抱負は1つだけにする — 新年会では、年頭の挨拶が所信表明になりやすいからです
この記事の持ち時間と時刻は、進行を組むための目安です。調査の数字ではありません。会社や地域の慣習があれば、そちらを優先してください。
案内ページ・出欠の集計・前日のリマインドは、無料のAttoでまとめて用意できます。
無料でイベントページを作る開く日付で変わる冒頭の一言
松の内は、正月の飾りを置いておく期間です。一般に関東は1月7日まで、関西は1月15日までが目安とされます。地域や家によっても違います。過ぎてからおめでとうと言っても、すぐに失礼になるわけではありません。ただ、言い方を少し変えると落ち着きます。
2027年の暦で区切ると、次のようになります。
| 開く日 | 松の内 | 冒頭の一言 |
|---|---|---|
| 1月4日(月)〜7日(木) | 関東・関西とも松の内 | あけましておめでとうございます |
| 1月8日(金)〜15日(金) | 関東は明けている。関西は松の内 | 遅ればせながら、あけましておめでとうございます |
| 1月16日(土)〜31日(日) | 関東・関西とも明けている | 年が明けて半月がたちましたが、本年もよろしくお願いいたします |
| 2月1日(月)以降 | — | 「あけまして」は使わない。会の名前を「キックオフ」などに変える |
参加者が関東と関西に分かれている会社なら、早い関東の目安に合わせると迷いません。2月の会は立春(2027年は2月4日)も近く、新年の挨拶としては遅い時期です。「今年もこのメンバーで」のような言い方に替えます。
迷ったら、「おめでとう」を外して「本年もよろしくお願いいたします」で始めると、どの日付でも使えます。喪中の人がいる会でも、そのまま使えます。
場面と担当、持ち時間
新年会には、忘年会に無い「年頭の挨拶」が入ります。代表者が今年の方針を話す場面です。ここが長くなりやすいので、開会と分けて置き、時間を先に決めます。
| 場面 | 担当の例 | 持ち時間の目安 |
|---|---|---|
| 開会 | 幹事 | 30秒 |
| 年頭の挨拶 | その場の最上位者(社長・部長・会長) | 2分以内 |
| 乾杯 | 次の立場の人、または若手 | 30秒 |
| 中締め(2時間を超える会) | 中堅、または幹事 | 30秒〜1分 |
| 締め | 年頭の挨拶をしていない上位者、または幹事 | 1分以内 |
年頭の挨拶をした人に、締めまで頼まないようにします。同じ人が2回話すと、それだけで長くなります。誰に何を頼むかの考え方は、忘年会の挨拶 例文14本の割り当て表がそのまま使えます。
そのまま使える例文12本
○○は会の名前や人の名前に置き換えます。例文は松の内の後でも使える形にしてあり、日付が1月7日までなら冒頭を「あけましておめでとうございます」に替えて構いません。
開会の挨拶(3本・幹事)
基本
皆さん、本年もよろしくお願いいたします。幹事の○○です。 ただいまより、○○部の新年会を始めます。本日は21時までの予定です。 はじめに、○○部長からご挨拶をいただきます。
松の内の後(関東で1月第2週以降)
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。幹事の○○です。 年が明けて少したちましたが、今日は改めて新年を祝う会にできればと思います。 それでは、○○部長からご挨拶をお願いします。
忘年会と同じ顔ぶれの会
皆さん、忘年会以来ですね。今年もよろしくお願いします。幹事の○○です。 今日は昨年の振り返りではなく、今年の話をする会にしたいと思います。 まずは○○部長、お願いします。
年頭の挨拶(2本・代表者)
部署の会(1分半)
皆さん、本年もよろしくお願いいたします。 昨年は○○の立ち上げで、全員に無理をお願いした一年でした。改めてお礼を言います。 今年は一つだけ、○○を形にする年にしたいと考えています。 詳しい話は来週の会議でしますので、今日はゆっくり楽しんでください。
会社やグループ全体の会(2分)
本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年は皆さんのおかげで、○○を無事に終えることができました。ありがとうございました。 今年の目標は、○○です。そのために、春から○○を始めます。 一年の始まりに、こうして顔を合わせられることをうれしく思います。 本年も、皆さんのご健康とご活躍をお祈りして、挨拶とさせていただきます。
方針の細かい説明は、会議に回します。「詳しくは来週」と一言添えると、話を切り上げやすくなります。
乾杯(4本)
基本
○○部の○○です。僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。 今年も一年、よろしくお願いいたします。それでは、皆さまのご健康を祈って——乾杯。
くだけた会
指名いただきました○○です。短くいきます。 今年もこのメンバーで、いい一年にしましょう。乾杯!
若手が頼まれたとき
入社2年目の○○です。若輩者ですが、乾杯の音頭を務めさせていただきます。 今年は○○をできるようになるのが目標です。それでは、今年一年の皆さんのご活躍を願って——乾杯!
取引先や来賓がいる会
ご指名をいただきました、○○株式会社の○○でございます。 本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。 皆さまの益々のご発展とご健勝を祈念いたしまして——乾杯。
締めの挨拶(3本)
基本(一本締め)
皆さま、宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりました。 今年も一年、よろしくお願いいたします。それでは、一本締めで締めたいと思います。 お手を拝借——いよぉーっ、(パン)。ありがとうございました。
来賓がいる会(三本締め)
本日は最後までありがとうございました。 皆さまにとって実りの多い一年になりますよう、三本締めで締めさせていただきます。 お手を拝借——
幹事が締める
本日はご参加ありがとうございました。幹事の○○です。 今年も一年、どうぞよろしくお願いします。これにてお開きとします。 お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください。
一本締めと三本締めの号令のかけ方は、忘年会の挨拶にまとめています。どちらにするかは事前に決め、号令をかける人に伝えておきます。
喪中の人がいるとき・言い換え表
喪中の人に向けては、「おめでとう」などの祝いの言葉を控えるのが一般的です。幹事が喪中と知っている人がいる会では、開会と乾杯を「本年もよろしくお願いいたします」の形にそろえます。上の例文の多くは、そのまま使えます。
新年会で言い直したほうがよい言葉もあります。
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 新年あけましておめでとうございます | 「新年」と「あけまして」の意味が重なる | あけましておめでとうございます/新年おめでとうございます |
| 去年は | 「去る」を含む忌み言葉とされる | 昨年は/旧年中は |
| 役不足ですが | 本来は「役が軽すぎる」の意味 | 力不足ですが/僭越ながら |
| (2月に)あけましておめでとう | 新年の挨拶としては遅い | 今年もよろしくお願いします |
| 今年の数字の目標を細かく話す | 料理と杯の前で長くなる | 目標は1つ、詳しくは会議で |
挨拶は短いほうがよい、という考えは広く共有されています。河野太郎氏が公開した「新年会の挨拶マニュアル」も、最初と最後の項目に「挨拶は短いこと」を挙げ、所信表明をしないことや、めでたい話をすることを勧めています。依頼のときにこの考えを添えると、頼まれた人も短くまとめやすくなります。
依頼と当日のチェックリスト
挨拶は当日いきなり振らず、開催の1〜2週間前に頼みます。年末年始の休みをはさむので、年内に頼んでおくと相手も準備しやすくなります。
年頭の挨拶を依頼する(チャット・メール)
件名:新年会のご挨拶のお願い
○○部長
1月○日(○)の新年会で、
年頭のご挨拶をお願いできますでしょうか。
19:00に開会し、私の開会の言葉のあと、
19:02ごろから2分ほどいただければ幸いです。
乾杯は○○さん、締めは私が担当します。
幹事:氏名
誰に挨拶を頼むかは、参加者が見えてから決めます。年明けの案内は正月休みで見落とされやすいので、案内も年内に出します。出欠がメールとチャットに散らばるなら、Attoのような無料のツールで案内ページを作り、出欠を1か所に集める方法もあります。案内と出欠の流れは飲み会の幹事完全ガイド、余興や進行表は新年会の企画が参考になります。
前日までのチェックリスト
- 開く日付で冒頭の一言を決めた(松の内の内か後か)
- 喪中と分かっている人がいるかを確かめた
- 年頭の挨拶・乾杯・締めの担当と持ち時間を伝えた
- 年頭の挨拶と締めを同じ人に頼んでいない
- 一本締めか三本締めかを決め、号令の担当に伝えた
- 来賓がいるなら、名前と肩書きの読み方を確認した
- 司会用に、話す人の順番と名前のメモを作った
- マイクの有無を店に確認した
よくある質問(FAQ)
Q. 1月中旬の新年会で「あけましておめでとう」と言っても失礼ではありませんか? すぐに失礼になるわけではありません。関東の目安では松の内が明けているので、「遅ればせながら」を添えるか、「本年もよろしくお願いいたします」から始めると落ち着きます。
Q. 年頭の挨拶はどれくらいの長さにすればいいですか? 2分以内が目安です。料理と飲み物が出ている場なので、方針の細かい話は会議に回します。依頼のときに分数を伝えておくと、収まりやすくなります。
Q. 新年会の乾杯の挨拶は、忘年会と何が違いますか? 組み立ては同じで、「労い」が「今年もよろしく」に替わります。名乗る、一言添える、乾杯の合図を出す、の3つで成り立ちます。
Q. 喪中の人がいるときは、挨拶をどう変えればいいですか? 「おめでとう」を使わず、「本年もよろしくお願いいたします」を軸にします。会全体をこの形にそろえると、本人だけが気をつかわずに済みます。
Q. 2月に開く場合も新年会と呼んでいいですか? 呼んでも構いませんが、新年の挨拶としては遅い時期です。挨拶では「あけまして」を使わず、会の名前を「キックオフ」や「決起会」に変えると自然です。