出欠確認メールの例文4つ|返信が集まる書き方と催促の3段階・NG表つき
結論:出欠確認は「締切・回答方法・未回答の扱い」を最初の1通に書く
出欠の返信が集まらないとき、多くの幹事は催促の文面を探します。ですが実際に回答率を決めているのは、催促ではなく最初の1通です。次の3つが書かれているかどうかで、返信の集まり方が変わります。
- 締切を日時で書く。「なるべく早めに」は締切ではありません
- 回答方法を1つに固定する。「メールでもLINEでも」と選ばせると、どちらでも返さない人が出ます
- 未回答をどう扱うかを先に書く。「◯/◯までにご連絡がない場合は欠席として承ります」の一文があるだけで、催促の回数が減ります
3つ目が特に効きます。後から催促するより、最初に宣言しておくほうが角が立ちません。以下、必ず入れる項目、場面別の例文、催促の手順の順にまとめます。
返信が来ないのは相手のせいではない
返信が滞る原因は、たいてい文面のほうにあります。
- 何を答えればいいか分からない。「ご都合いかがでしょうか」と聞かれても、参加可否を答えればいいのか、希望日を答えればいいのか判断できません
- すぐ答えられない。予定表を開いて確認する必要があると、「あとで」と思われて忘れられます
- 急がなくていいと思われている。締切がない依頼は、締切がある依頼に必ず負けます
どれも相手の手間を1回減らすことで解決します。選択肢を出す、締切を明示する、回答先を1つにする。それだけで返信は集まります。
出欠確認メールに必ず入れる6項目
| 項目 | 書き方 | 抜けると何が起きるか |
|---|---|---|
| 件名 | 【出欠確認】◯◯の会(◯/◯まで) | 開かれない・後回しにされる |
| 何の会か | 目的と主催者を1行で | 誰の集まりか分からず判断できない |
| 日時・場所・会費 | 確定分は確定と、未定は未定と書く | 「会費いくら?」の質問が個別に来る |
| 回答方法 | 「このURLから」「このメールに返信で」のどちらか一つ | どこに返せばいいか迷って止まる |
| 締切 | ◯/◯(◯) ◯時 と日時で | 締切のない依頼は最後まで返らない |
| 未回答の扱い | 「ご連絡がない場合は欠席として承ります」 | 締切後に幹事が個別催促する羽目になる |
会費が未定のときは、「未定」ではなく「◯,◯◯◯円前後の見込み」と幅で書くほうが親切です。金額が分からないと参加可否を決められない人がいます。
そのまま使える例文
飲み会・懇親会(社内・カジュアル)
件名:【出欠確認】9/12(金) 部の懇親会(9/5まで)
お疲れさまです。幹事の◯◯です。 下記のとおり懇親会を行います。出欠をお知らせください。
・日時:9月12日(金) 19:00〜21:00 ・場所:◯◯(◯◯駅 徒歩3分) ・会費:5,000円前後の見込み(当日集金) ・回答:このメールに「参加」または「不参加」とだけご返信ください ・締切:9月5日(金) 18時
9月5日18時までにご連絡がない場合は、不参加として店に人数をお伝えします。 苦手な食べ物やアレルギーがあれば、あわせてお知らせください。
同窓会(久しぶりに連絡する相手)
件名:【◯◯高校 ◯期】同窓会のご案内(10/20まで)
ご無沙汰しています。幹事の◯◯です。 卒業から◯年になるので、同窓会を開くことになりました。
・日時:11月23日(日) 17:00〜19:00 ・場所:◯◯(◯◯駅すぐ) ・会費:7,000円(当日受付でお預かりします) ・回答:下記のフォームからお願いします <URL> ・締切:10月20日(日)
参加・不参加どちらでも、ひとことご返信いただけると助かります。 都合がつかない方も、近況を書いていただければ当日みんなに共有します。
同窓会は連絡先が古いことが多いので、「不参加でも返信してほしい」と明示するのが要点です。返信がない人が「行かない人」か「届いていない人」かを切り分けられます。名簿の整え方は同窓会の名簿の作り方にまとめています。
社内イベント・研修(人数を確定させたい)
件名:【要返信】10/8(水) 全社研修 出欠確認(9/30 17時まで)
お疲れさまです。総務の◯◯です。 10月8日(水)の全社研修について、出欠をご登録ください。
・日時:10月8日(水) 13:00〜17:00 ・場所:本社◯階 大会議室 ・回答:下記フォームから(所属・氏名・出欠の3項目のみ) <URL> ・締切:9月30日(火) 17時
会場と資料の準備の都合上、締切後の追加参加はお受けできない場合があります。 やむを得ず欠席される場合は、上長にも共有をお願いします。
目上の人・社外の方
件名:【ご出欠のお伺い】◯◯会のご案内(◯月◯日まで)
◯◯様
お世話になっております。◯◯の◯◯でございます。 このたび下記のとおり◯◯会を開催いたします。ご多用のところ恐縮ですが、 ご出欠をお知らせいただけますでしょうか。
・日時:◯月◯日(◯) ◯時◯分より ・場所:◯◯(◯◯駅より徒歩◯分) ・会費:◯,◯◯◯円
準備の都合上、**◯月◯日(◯)**までにご返信いただけますと幸いです。 ご都合がつかない場合も、その旨お知らせいただければ結構です。 何卒よろしくお願い申し上げます。
目上の相手には「未回答は欠席として扱います」という書き方は使いません。代わりに**「ご都合がつかない場合も、その旨お知らせいただければ結構です」**と、断りやすい逃げ道を用意します。
回答率を下げる言い方と、その直し方
悪気なく使ってしまう言い回しが、返信を止めていることがあります。
| よくある言い方 | なぜ返信が止まるか | 直した言い方 |
|---|---|---|
| ご都合いかがでしょうか | 何を答えるのか分からない | ◯/◯までに「参加」「不参加」でご返信ください |
| なるべく早めにお願いします | 締切ではないので後回しになる | ◯月◯日(◯) 18時までにお願いします |
| メールでもLINEでも構いません | 選ぶ手間が生まれ、どちらでも返さない | このメールへの返信でお願いします |
| 参加できる方はご連絡ください | 不参加の人が黙るので、集計が終わらない | 参加・不参加どちらもご返信ください |
| 詳細は追ってご連絡します | 判断材料がなく保留される | 会費は5,000円前後の見込みです(確定後に再度ご連絡します) |
| 強制ではありません | 遠慮して返信自体をしなくなる | ご都合が合わなければ遠慮なく不参加とお答えください |
最後の行は迷いやすいところです。任意であることと、返信が不要であることは別です。「返信は必ず、内容は自由」と伝わる書き方にします。
催促は3段階で
催促は回数ではなく、タイミングで効かせます。
| いつ | 誰に | 何を送るか |
|---|---|---|
| 締切の3日前 | 全員 | 「まだの方はご返信ください」と全体に1回。個別には送らない |
| 締切の前日 | 未回答者のみ | 「明日18時までにお願いします」+回答リンクを再掲 |
| 締切当日の夕方 | 未回答者のみ | 「本日18時で締め切ります。ご連絡がない場合は不参加として承ります」 |
個別催促は前日からで十分です。それより前に個別に送っても、幹事の負担が増えるわりに回答は早まりません。
気が重いのは「誰が未回答か」を数えるところです。返信を目視で突き合わせていると、二重に催促してしまうこともあります。回答をURL1本に集めれば未回答者が一覧で分かるので、催促は「まだの方」だけに送れます。登録不要で出欠表を作れるAttoのような無料の道具を使うと、この突き合わせがなくなります。
お疲れさまです。幹事の◯◯です。 明日9/5(金) 18時が出欠の締切です。まだご返信いただいていない方は、 お手数ですが「参加」「不参加」のどちらかだけお知らせください。 ご連絡がない場合は不参加として店に人数をお伝えします。
催促文で謝る必要はありません。「度々すみません」「お忙しいところ恐れ入りますが」を重ねると文面が長くなり、かえって読み飛ばされます。用件だけを短く書くほうが読まれます。
締切を過ぎた人の扱い
最初の案内に「未回答は不参加として扱う」と書いてあれば、締切後は宣言どおりに処理します。ここで個別に追いかけ始めると、次回から「締切を過ぎても大丈夫」という前提ができてしまいます。
ただし、次の場合は例外にします。
- 主賓・主役(歓送迎会の対象者、同窓会の恩師など)
- その人がいないと会が成立しない役割の人(乾杯や挨拶を依頼している人)
- 連絡が届いていない可能性がある人(メールアドレスが古い、返信が一度もない)
3つ目は同窓会でよく起きます。未回答=不参加とみなす前に、別の手段で1回だけ届いているか確かめるのが安全です。
締切後に「やっぱり参加したい」と言われたときは、店の人数変更の期限で線を引きます。「◯日前まで変更できるので、それまでなら大丈夫です」と事実で答えられれば、断っても角が立ちません。
幹事の段取り全体は飲み会の幹事完全ガイドに、日程そのものの決め方は飲み会の日程調整のやり方にまとめています。
送信前チェックリスト
- 件名に「出欠確認」と締切日が入っている
- 日時・場所・会費が書いてある(未定なら見込みの幅で)
- 回答方法が1つに固定されている
- 締切が「◯/◯(◯) ◯時」と日時になっている
- 未回答の扱いを書いた(目上の相手には別の言い回しで)
- 「不参加でも返信してほしい」と伝えている
- 宛先のTo・BCCを確認した(参加者同士が面識ない場合はBCC)
よくある質問(FAQ)
Q. 催促は何回まで送ってよいですか? A. 全体に1回、未回答者に2回の計3回までが目安です。それ以上は回答率がほとんど変わらず、送る側も送られる側も消耗します。最初の案内に締切と未回答の扱いを書いておけば、3回目はほぼ不要になります。
Q. 既読はつくのに返信がありません。どうすればよいですか? A. 「読んだが、まだ予定が分からない」状態がほとんどです。この場合は「現時点で分からなければ『未定』でも構いません。◯/◯に再度確認します」と、未定という選択肢を用意すると返ってきます。二択しかないと、答えられない人は黙るしかありません。
Q. 欠席の人にも、その後の連絡をしたほうがよいですか? A. 開催後に一言送っておくと、次回の参加につながります。年1回の集まりでは特に効きます。当日の写真や近況を共有すると、欠席した人も次は参加しようという気持ちになります。
Q. BCCとグループLINE、どちらで送るのがよいですか? A. 参加者同士が面識のない集まりならBCC、気心の知れたメンバーならグループでも構いません。ただしグループは誰が答えて誰が答えていないかを幹事が把握できないのが難点です。案内はグループに流し、回答は出欠表のURLに集める形にすると、両方の利点が取れます。
Q. 締切後に「参加したい」と言われたら断るべきですか? A. 店の人数変更の期限までなら受けて構いません。判断を自分の裁量ではなく期限という事実に預けるのがコツです。「◯日前までなら変更できるので大丈夫です」「もう確定してしまったので今回は難しいです」と答えれば、どちらの返事でも遺恨が残りません。