暑気払いとは?会社の案内メール例文・挨拶文つき|時期と幹事の段取り
結論:暑気払いは「6月下旬〜8月上旬・涼を感じる店選び」で決まる
暑気払いとは、冷たい料理やお酒で夏の暑さを払い、英気を養う季節の宴会です。会社行事としては「夏の慰労を兼ねた飲み会」として定着しており、企画のポイントは次の4つです。
- 時期は6月下旬〜8月上旬。梅雨明け直後がもっとも「らしい」タイミング
- 店は「涼」を感じられるかで選ぶ(ビアガーデン・川床・屋形船・貸切テラスなど)
- 案内は2〜3週間前、出欠締切は開催1週間前に設定する
- 開会・締めの挨拶に「暑気払いの意味」をひとこと入れると会の格が上がる
忘年会ほど形式張らず、普段の飲み会より「季節の口実」がある——この気軽さが暑気払いの持ち味です。以下、意味と時期、企画の段取り、店選び、案内文と挨拶の例文まで順に解説します。
暑気払いとは?意味と納涼会との違い
暑気払いは、暑さで弱った心身を、冷たい食べ物・飲み物や涼しい場所で癒すという日本の夏の習わしです。ビールや素麺、鰻など「夏に効く」とされる飲食を楽しむ宴席として、職場の行事に広く取り入れられています。
納涼会(納涼祭)が屋台や出し物を伴う「イベント型」であるのに対し、暑気払いは飲食中心の「宴会型」です。全社規模で縁日形式の会を開きたい場合は納涼祭の企画ガイドを参照してください。時期に厳密な決まりはありませんが、夏至(6月下旬)から立秋(8月上旬)までに開くのが目安とされ、「暑気払い」という名目で呼びかけられるのはこの期間です。
企画の段取り5ステップ
- 日程・予算の決定:金曜夜か、週の半ばの定時後が定番です。会費は一人4,000〜6,000円が目安で、会社補助の有無を先に確認します
- 店選び・予約:ビアガーデンや川床は7月の金曜から埋まります。3週間前でも遅いくらいの意識で動きましょう
- 案内送付・出欠集計:回答はフォームに一本化し、アレルギー・アルコール可否も同時に取ります
- リマインドと人数確定:締切2〜3日前に未回答者へ個別リマインド。店への最終人数連絡の期限(多くは3日前)から逆算します
- 当日進行:開会挨拶→乾杯→歓談→締め、の90〜120分。挨拶は事前に依頼しておきます
社内行事としての承認の取り方や予算の考え方は社内イベント企画の完全ガイドにまとめています。
「涼」を感じる会場の選び方
| 会場タイプ | 涼の演出 | 予算の目安(1人) | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ビアガーデン | 夕方の屋外・生ビール | 4,000〜6,000円 | 猛暑日・雨天の代替を確認 |
| 川床・テラス席 | 水辺・外気 | 5,000〜8,000円 | 席数が少なく予約が早く埋まる |
| 屋形船 | 水上・夜景 | 8,000〜15,000円 | 人数の最低保証があることが多い |
| 居酒屋・貸切個室 | 空調・冷菜コース | 4,000〜6,000円 | 「涼」の演出はメニューで補う |
| 社内スペース+ケータリング | 空調・自由な演出 | 2,000〜4,000円 | 設営・片付けの人手が必要 |
屋外系は天候リスクとセットです。予約時に「雨天・猛暑時の振替可否とキャンセル規定」を必ず確認してください。また、ビアガーデンの多くは2時間制の飲み放題プランのため、集合時間は開始15分前に設定しておくと、遅刻者で実質の宴会時間が削られるのを防げます。20名を超える貸切やケータリング利用では、複数の店・業者から見積を取って内容を比べると、飲み放題の範囲や設営費の差がはっきり見えます。複数社への依頼で失礼にならない進め方は相見積のマナーと進め方を参考にしてください。
そのまま使える案内文例(社内メール)
件名:【7/25(金)】暑気払いのご案内(出欠は7/18まで)
各位
梅雨も明け、暑さも本番となりました。日頃の疲れを吹き飛ばすべく、下記のとおり暑気払いを開催します。
・日時:7月25日(金)19:00〜21:00 ・場所:○○ビアガーデン(△△駅 徒歩3分) ・会費:4,000円(当日集金/一部会社補助あり) ・出欠:7月18日(金)までに下記フォームからご回答ください
冷たいビールと料理を用意してお待ちしています。ご家庭のご都合もあるかと思いますので、参加は任意です。多くの方のご参加をお待ちしております。
幹事:総務部 ○○
ポイントは、①件名に日付と締切を入れる、②任意参加を明記する、③回答先をフォームに一本化する、の3点です。締切後の変更・キャンセルの連絡先(幹事の宛先)も文末に添えておくと、問い合わせが散らばりません。
挨拶・乾杯の例文
開会(1分以内):「本日はお集まりいただきありがとうございます。暑気払いは、冷たい飲み物や料理で夏の暑さを払い、英気を養う日本の習わしです。上半期の疲れをここで払って、暑い夏を乗り切りましょう。」
乾杯:「皆さまの健康と、下半期のご活躍を祈念して——乾杯!」
締め:「本日はありがとうございました。まだまだ暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。それでは一本締めで締めたいと思います。」
役職者に挨拶を頼む場合は、遅くとも1週間前に「開会か締めか」「持ち時間」を添えて依頼するのがマナーです。
幹事のチェックリスト
- 会社補助の有無と経費処理の方法を経理に確認した
- 店の雨天・猛暑時の対応とキャンセル規定を確認した
- 案内に日時・場所・会費・締切・任意参加の旨を明記した
- アレルギー・ノンアルコール対応をフォームで確認した
- 挨拶・乾杯の依頼を済ませた
- 締切2〜3日前の未回答者リマインドを設定した
- 店への最終人数連絡の期限をカレンダーに入れた
よくある質問(FAQ)
Q. 暑気払いはいつやるのが正解ですか? A. 夏至(6月下旬)から立秋(8月上旬)の間が目安です。梅雨明け直後は「暑さを払う」名目がもっとも自然で、ビアガーデンなどの会場も一番気持ちよく使える時期です。
Q. 暑気払いと普通の飲み会は何が違うのですか? A. 中身は飲み会と大きく変わりませんが、「夏の暑さを払い英気を養う」という季節の名目があるため、普段飲み会に誘いにくい相手にも声をかけやすいのが特徴です。挨拶でその意味に触れると会の趣旨が立ちます。
Q. お酒が飲めない人への配慮はどうすればよいですか? A. ノンアルコールメニューが充実した店を選び、乾杯もソフトドリンク可と案内に書き添えます。かき氷や冷菜など「涼」はお酒以外でも演出できるので、飲まない人が楽しめる要素を一つ用意しましょう。
Q. 会費は会社負担にできますか? A. 全員を対象とした行事で金額が妥当な範囲なら福利厚生費として処理できるのが一般的ですが、部署単位の会や二次会の扱いは会社によって異なります。企画段階で経理部門に確認してください。
Q. 幹事を任されましたが何から始めればよいですか? A. まず「日程・予算・会社補助の有無」の3点を確定させてください。この3つが決まれば店選び以降は機械的に進みます。準備期間は最低3週間を見ておくと、店の選択肢を保てます。