イベントリマインドメールの書き方|送るタイミングと例文5パターン
結論:リマインドは「申込直後・1週間前・前日」の3通が基本形
リマインドメールは、申込者を当日の参加者に変える最後のひと押しです。要点は次の4つです。
- 基本は3通:申込直後(完了メール)・1週間前・前日の3回送る
- 毎回「日時・場所・受付方法」を本文冒頭に再掲する(探させない)
- 件名にイベント名と日付を入れる(受信箱で検索・発見されやすくする)
- 手動送信はやめて自動化する(送り漏れが参加率を直撃する)
以下、タイミング設計と例文5パターンを紹介します。
なぜリマインドが必要か:無料イベントの申込は「忘れられる」
無料のビジネスイベントでは、申込者のうち実際に参加するのは5〜7割程度が目安とされます。不参加の理由で多いのは「急な業務」と並んで「忘れていた」「優先度が下がった」です。つまり、参加率の低下は内容の魅力不足だけでなく、想起の不足によっても起こります。
リマインドはこの「忘れ」を防ぐ最も費用対効果の高い施策です。リマインド以外の参加率対策(申込時の工夫・当日ハードルの解消など)はイベント参加率を上げる方法で全体を解説しています。
送信タイミングの設計
| タイミング | 目的 | 必ず入れる内容 |
|---|---|---|
| 申込直後 | 申込の控え・安心感 | 申込内容、日時・場所、カレンダー登録案内 |
| 1週間前 | 予定の再確保 | 見どころの再訴求、参加できない場合の連絡先 |
| 前日 | 当日の準備 | 受付方法、持ち物、アクセス、開始時刻 |
| 当日朝(任意) | 直前の想起 | 開始時刻、会場地図または視聴URL |
オンラインイベントでは、視聴URLの再送を兼ねて「当日1時間前」の配信を加えると、URLを探す手間による離脱を防げます。
なお、開催形式によって力点は変わります。会場開催では前日のアクセス案内が最重要、オンラインでは当日の視聴URL再送が最重要です。ハイブリッド開催では参加形式ごとに文面を分けて送ると、当日の問い合わせが大きく減ります。
例文5パターン
例文はそのまま使わず、イベント名・時刻・受付方法を自社の内容に差し替えたうえで、必ず自分宛にテスト送信して表示を確認してください。
1. 申込直後(完了メール)
件名:【申込完了】◯◯セミナー(3/15開催)
この度は「◯◯セミナー」にお申し込みいただきありがとうございます。以下の内容で受付いたしました。 ・日時:3月15日(水)14:00〜16:00(受付13:30〜) ・会場:△△ホール(□□駅徒歩3分) 当日の受付ではこのメールに記載の受付用QRコードをご提示ください。カレンダーへの登録は文末のリンクからできます。
2. 1週間前
件名:【1週間前のご案内】◯◯セミナー(3/15開催)
開催まであと1週間となりました。当日は◯◯社の△△氏より、実際のプロジェクト資料をもとにした解説を予定しています。 ご都合が難しくなった場合は、本メールへの返信でキャンセルをお知らせください。キャンセル待ちの方をご案内できます。
3. 前日
件名:【明日開催】◯◯セミナー 受付・アクセスのご案内
いよいよ明日の開催です。受付はQRコードのご提示でスムーズにご入場いただけます(13:30受付開始)。 ・持ち物:名刺2枚、本メールのQRコード ・会場:△△ホール3F(□□駅3番出口より徒歩3分)
4. 当日朝
件名:【本日14時開始】◯◯セミナー
本日14:00より開催します。受付開始は13:30、会場は△△ホール3Fです。お気をつけてお越しください。
5. オンライン用(1時間前)
件名:【本日14時〜】◯◯ウェビナー 視聴URLのご案内
開始1時間前となりました。以下のURLより5分前を目安にご入室ください。音声が聞こえない場合は、ページの再読み込みをお試しください。
開封される件名のコツ
- イベント名+日付を必ず入れる:当日「あのメールどこだっけ」と検索されたとき見つかるように
- 【】で状態を示す:【申込完了】【明日開催】【本日14時】など、開かなくても要点が伝わる
- 送信者名は個人名または「会社名 イベント事務局」:知らない名前からのメールは開封されにくい
- 煽り表現(「見ないと損」等)は開封率が一時的に上がっても信頼を損なうため使わない
自動化の方法:手動送信は必ず破綻する
申込が数十件を超えると、手動でのリマインド送信は宛先漏れ・二重送信・キャンセル者への誤送信が起こります。次のいずれかで自動化しましょう。
- 申込完了メールはフォーム送信と同時に自動配信されるか
- 1週間前・前日のリマインドを予約配信できるか
- キャンセル者が配信対象から自動で外れるか
- 受付用QRコードや視聴URLを本文に差し込めるか
メール配信ツールと名簿を連携する方法もありますが、申込フォームとリマインドが一体になったイベント管理サービスを使うと設定は最小で済みます。フォーム側の設計はイベント申込フォームの作り方を参照してください。
リマインドは地味な工程ですが、新規の申込を1件増やすコストと比べれば、獲得済みの申込者を確実に参加へつなげる方がはるかに効率的です。集客から当日までの全体設計はイベント集客の方法12選で解説しています。
リマインドメールの設計ができたら、前日・当日の運営準備も並行して進めましょう。前日確認から当日の受付・撤収までを網羅したイベント準備チェックリスト(無料ダウンロード)をどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. リマインドメールは何回まで送ってよいですか?
A. 申込直後を除けば2〜3回(1週間前・前日・必要なら当日)が上限の目安です。それ以上は開封されなくなり、迷惑メール報告のリスクも上がります。回数より「毎回内容を変える」ことが重要です。
Q. 送る時間帯はいつが良いですか?
A. ビジネスイベントなら平日の朝8〜9時か昼12時前後が読まれやすい時間帯です。前日リマインドは翌日の予定を確認するタイミングに合わせて夕方までに送るのが無難です。
Q. リマインドにキャンセル導線を入れると欠席が増えませんか?
A. 逆です。連絡なしの無断欠席が連絡ありのキャンセルに変わるだけで、欠席自体が増えるわけではありません。キャンセルが事前にわかれば、キャンセル待ちの繰り上げや懇親会の数量調整ができます。
Q. 開封率はどれくらいを目指せばよいですか?
A. 申込者向けメールは一般的なメルマガより高く、開封率50%以上も珍しくありません。前日リマインドの開封が低い場合は、件名にイベント名・日付が入っているか、送信者名が分かりやすいかを見直してください。
Q. 電話やSMSでのリマインドは必要ですか?
A. 通常のセミナーでは不要です。少人数で1人あたりの重要度が高いイベント(VIP招待、商談を兼ねた会など)に限り、前日の個別連絡を検討する価値があります。