イベント司会台本テンプレート|開会・閉会のそのまま使える例文つき

DandoriAI編集部公開 2026-04-26更新 2026-07-26
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結論:司会台本は「進行表・読み上げ文・つなぎ」の3点セットで作る

イベントの司会台本づくりの要点は次の5つです。

  1. 台本は「進行表(何時に何をやるか)」と「読み上げ文(何を言うか)」を1つの表にまとめる
  2. 読み上げ文は話し言葉で一字一句書く。箇条書きメモだけの台本は、本番で必ず詰まります
  3. 押したときに削る箇所・巻き方をあらかじめ台本に書き込む
  4. 機材トラブルや登壇者遅刻に備えたつなぎトークを2〜3本仕込んでおく
  5. 声に出して通しリハーサルを行い、実測時間を台本に書き戻す

以下、書式と例文を順に紹介します。コピーして自社イベント用に書き換えてください。

台本の基本書式:4列の進行台本

台本は次の4列で作ると、司会者・音響・運営スタッフが同じ1枚で動けます。

時刻 項目 読み上げ文(要旨) 動き・きっかけ
13:00 開会 開会のあいさつ、注意事項 BGMフェードアウト後に登壇
13:05 主催者挨拶 登壇者紹介→マイクを渡す 挨拶後、拍手を促す
13:15 講演 講師プロフィール紹介 スライド1枚目を表示
14:15 質疑応答 質問の募り方、締めの文言 マイクランナーが客席へ
14:30 閉会 アンケート案内、閉会宣言 出口誘導の案内

読み上げ文の全文は行を分けて書くか、別紙にして番号で対応させます。時刻の列には「予定」と「実績」の2つの欄を作っておくと、当日どれだけ押しているかが一目で分かります。

13:00 開会 13:05 主催者挨拶 13:15 講演 14:15 質疑応答 14:30 閉会
図: 進行台本のタイムライン例

そのまま使える例文集

開会

「本日はお忙しい中、『〇〇セミナー』にお越しいただき、誠にありがとうございます。ただいまより開会いたします。私は本日の進行を務めます、△△株式会社の□□と申します。どうぞよろしくお願いいたします。開始に先立ちまして、皆さまにお願いがございます。携帯電話はマナーモードに設定をお願いいたします。また、会場内での録音・録画はご遠慮ください。お手洗いは会場を出て右手にございます。」

登壇者紹介

「それでは本日の講師をご紹介いたします。〇〇株式会社 △△部長の□□様です。□□様は(経歴を2〜3文、事前に本人確認を取った内容のみ)。本日は『(講演タイトル)』と題してお話しいただきます。それでは□□様、よろしくお願いいたします。皆さま、大きな拍手でお迎えください。」

質疑応答

「ありがとうございました。ここからは質疑応答のお時間です。ご質問のある方は挙手をお願いいたします。スタッフがマイクをお持ちしますので、差し支えなければご所属とお名前をお願いいたします。……お時間の関係で、あとお一人とさせていただきます。……ご質問いただけなかった方は、終了後のアンケートにご記入ください。後日、回答をご案内いたします。」

閉会

「以上をもちまして、本日のプログラムはすべて終了となります。お手元のアンケートにご協力をお願いいたします。ご記入いただいた方から順に、出口にてスタッフへお渡しください。本日はご参加いただき、誠にありがとうございました。お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください。」

押したとき・トラブル時の備えを台本に書き込む

台本には「うまくいったときの文言」だけでなく、ズレたときの対応を書き込んでおきます。

巻き方の優先順位を決めておく

進行が10分押した場合にどこで吸収するかを、あらかじめ台本の欄外に書きます。一般的な優先順位は「休憩を5分短縮→質疑の人数を減らす→事務連絡を配布資料に委ねる」の順です。講演本編を削る判断は司会でなく主催責任者が行うと決めておき、合図の方法(メモを渡す等)も台本に明記します。

1 2 3 4 休憩を 5分短縮 質疑の 人数を減らす 事務連絡を 資料に委ねる 本編を削る 責任者が判断
図: 押したときに削る優先順位

つなぎトークの文例

  • 機材トラブル時:「ただいま機材を調整しております。恐れ入りますが、そのまま少々お待ちください。この時間をお借りして、次回イベントのご案内をいたします。(1〜2分の告知ネタを事前に用意)」
  • 登壇者の到着遅れ:「プログラムの順序を一部変更してお届けいたします。先に〇〇のご案内から始めさせていただきます。」
  • 会場からの質問が出ないとき:「では最初に私から一問、代わりにお伺いします。(事前に主催側で用意した質問を1つ仕込んでおく)」

こうした緊急時の判断基準や連絡ルートは、司会台本だけでなくイベント全体の運営文書側にも持たせておくべき情報です。全体設計はイベント運営マニュアルの作り方を参照してください。

リハーサルチェックリスト

台本は書いて終わりではなく、声に出して初めて完成します。前日または当日朝に、次を確認しましょう。

  • 台本を音読して実測時間を計り、予定時刻とのズレを書き戻した
  • 登壇者の氏名・社名・肩書の読み方を本人(または窓口)に確認した
  • 拍手を促す箇所、マイクを渡す位置、立ち位置を実際に動いて確認した
  • 音響・照明・スライド操作の担当と「きっかけ」の合図を合わせた
  • 押した場合の削減箇所と、責任者からの合図方法を確認した
  • つなぎトーク用のネタ(告知・質問)を2本以上手元に置いた
  • 予備マイクと台本の予備コピーを演台に置いた

マイクランナーや客席誘導など、司会を支えるスタッフの動きは配置計画側で決まります。人の割り当てはイベントのスタッフ配置の決め方とあわせて設計してください。

社外の司会者に依頼する場合の台本の渡し方

プロ司会者や他部署に司会を依頼する場合、台本は遅くとも1週間前に渡します。その際、次の3点を添えると打ち合わせが1回で済みます。

  1. 固有名詞の読み仮名一覧(人名・社名・製品名)
  2. 言い換えNGの表現(正式名称で呼ぶべき製品名、避けたい略称など)
  3. アドリブの許容範囲(つなぎは自由か、台本厳守か)

なお、プロ司会者へ依頼する際の見積は、拘束時間・リハーサル参加の有無・キャンセル規定が明記されているかを発注側でも確認しておくと安心です。条件を漏れなく伝える依頼文面は見積依頼メールの書き方を参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 台本は一字一句書くべきですか?要点メモではだめですか? A. 開会・登壇者紹介・閉会など「間違えられない箇所」は一字一句書いてください。進行に慣れた人でも、固有名詞や注意事項は飛びます。一方、質疑応答のさばきなど対話的な部分は、決め台詞と締めの文言だけ固定し、あとは要点メモで構いません。

Q. 司会の言葉遣いはどこまで丁寧にすべきですか? A. 社外の参加者がいる法人イベントでは「です・ます」を基本に、二重敬語を避けたシンプルな敬語が聞き取りやすく無難です。社内イベントなら多少崩しても構いませんが、開会と閉会だけはフォーマルに揃えると全体が締まります。

Q. 時間はどれくらい余裕を見て組めばいいですか? A. 講演やプレゼンは予定の1割増しで押すのが一般的です。60分の講演なら5分程度のバッファを直後の休憩か転換に持たせ、台本にも「ここで吸収」と書いておくと安心です。

Q. 緊張して早口になってしまいます。対策はありますか? A. 台本の読み上げ文に、意識的に読点と改行を多めに入れてください。1文を短く書き直すだけで自然に間が生まれます。リハーサルで録音して自分で聞くのも効果的です。

Q. オンライン配信つきイベントの司会台本で追加すべきことは? A. 冒頭に配信視聴者向けの一言(音声・画面の確認、コメント欄の案内)を入れ、質疑応答ではオンライン側の質問を拾う手順(誰がコメントを読み上げるか)を台本に明記してください。会場と配信の両方に呼びかける文言をあらかじめ書いておくと、片方を置き去りにしません。

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